MSVは2022年より新シリーズ GB4のスタートを発表

ジョナサン・パーマー率いる英国最大手のレースプロモーターMSV(モータースポーツビジョン)から、2022年より新しく始まる新シリーズ、GB4がアナウンスされました。
MSVは来年から始まる新カテゴリーとして入門レベルのジュニアシングルシーターのカテゴリー、GB4選手権をスタートします。GB4はフォーミュラのピラミッドの中でKARTやクラブマンレースの卒業してきたドライバーに参加の機会を与えるワンメイク車輌によるカテゴリーとして設定されます。
GB4はF1フィーダシリーズの中で既に大きな成功を収めているGB3(旧British F3選手権)、それはBRDCとのリレーションで数年に渡り安定した成功を収めていますが、そのGB3選手権へとダイレクトに階段は繋がっております。GB4は同じ英国GTレースと共にプロモートされ、同時開催されるなど、安定・優れたプラットフォームの上で運営されます。
新しい選手権に設定されたその車輌は、FIA F4よりも更に低減されたコストによってワンメイクレースのキャリアを開始するドライバーの可能性をより現実的なものにします。GB4は£120,000から£150,000で参加できる事を目指しております。
低減されたコストでレースをする事は、F1を目指すドライバーにとって非常に重要なファクターとなります。2014年にBRDC F4選手権を勝ち取ったジョージ・ラッセルの歩みに直接続くよう、ドライバーの為にそのドアを開かなければなりません。
GB4はTatuus F4-T014シャーシを使用します。それは過去7年間に於いてヨーロッパで開催された各シリーズ、スペイン・イタリアおよびADAC F4シリーズで使われてきました。F4-T014は見事なレースカーで非常に安全ではありますが、それだけではありません。15歳のドライバーがそのキャリアを踏み出す為に、非常に良い造りをしているシャーシです。
Tatuus F4シャーシをなぜ使用するのか?それはGB3と多くの部品を多く共有している事です。同じベースで造られている車輌であり、誰でも入手できるエンジンを完備していて、完成車が約£30,000から入手可能であることが期待されております。 GB3チームは2つの選手権を準備する時、部品の80%を共有できます。またコストのコントロールについてはシリーズの運営会社であるMSVにより厳しく管理・実施されます。
初年度は21レース〈GB3と英国GT選手権の7つのイベントとセット〉に加えて、GB4はレースカレンダーと連動した公式テストをGB3等の姉妹選手権と共に共有します。GB4はレースカレンダーの殆どで採用されている1イベント/3レース制を実施します。
GB4とGB3。この2つの選手権の間にはGB3へのドアを開ける為の賞典として、GB4のチャンピオンには£50,000の賞金が与えられます。またGB4の各賞典の詳細は近日、発表されます。
GB4のエンジンはGB3の既存のパートナーであるMountune社によって最適化され、TatuusとAutotecnica Motoriと連携して管理・運用いたします。それはF4で使用された実績のあるアバルト製1.4リッター・ターボチャージ・エンジンで160bhpを発生し、パドルギアシフトで正確なランニングを約束します。
GB4はGB3の既存のパートナーによって多くサポートを得ており、その関係に於いて公平な競争を担保されております。SUNOCOはコントロール燃料プロバイダーとして安定した公平な燃料供給を。F1のタイヤサプライヤーであるピレリは安定したコンパウンドのタイヤを供給します。BRDCはGB4からGB3まで、ドライバーを見守りサポート致します。
レースを始め関連情報を含め、GB4は専門のプレスオフィスを設置。フルタイムのメディアサービスを展開いたします。最新の選手権のニュースとアップデートは http://www.gb-4.net で表示されます。それらは今週スタートする予定です。
MSV最高経営責任者 ジョナサンパーマーのコメント:「GB4は参加するヤングドライバーの才能を開発し証明するため、向上心に燃えた未来のF1ドライバーに適切な予算でその機会を提供し、シングシーターレースにおいて輝かしい未来への道を開く扉となる事を願います。GB4はまさに正しいタイミングで設定されました。
すでにその優れた性能が証明されているTatuus-アバルトF4車輌〈それは他のカテゴリーや、MSVのレースで安定かつ重宝された使い勝手の良い車輌である〉の入手の可能性は、ジョージ・ラッセルの目覚ましい活躍をエミュレートする為の最初のステップが、間違いなく存在する事を意味しています。それは彼が最初に2014年に、私達のBRDC F4選手権を勝ち取って、シングルシーターの道を駆け上がって行ったように後に続く道を示しています。」