ユーロナスカー Rd.3 ブランズハッチ  難しい状況から脱することができず…

5月11-12日 英国/ブランズハッチ

2019 NASCAR WHELEN EURO SERIES
Rd.5-6

 

予選:23位
第5戦:19位/チャレンジトロフィー3位
第6戦:21位/チャレンジトロフィー3位

フリープラクティス:

英国の伝統のサーキット ブランズハッチへと転戦のコマを進めたユーロナスカー。 しかし多くのサポートレースがプログラムされている関係で、シリーズ中タイムスケジュールが最も厳しく、30分のセッションが2回あるだけでセットアップを完了しなければならない。

今回、チームオーナーでありディレクターのアレックス・カフィから 『このプラクティスの2セッションでニュータイヤを使わない事。ニュータイヤを履いて予選へ向けてのセットアップの確認をするのがスタンダードであるのは分かるが、1発の速さよりもレース中のアベレージをどう保てるか?がこのブランズハッチでは鍵になるのではないか?』 という提案で、まずは1セッション目。

ユーズドタイヤでもセットアップの方向を大きく間違えていないことを確認し、2セッション目もユーズドでトライすることを決断し、その中で最良のレース向けセットアップを探すことにしたその矢先、ELITE2のプラクティスでトランスミッションが破損。結果、三浦の2セッション目の出走に修復が間に合わず、僅か30分のセッション一本でブランズハッチのプラクティスは終了となってしまった。


予選:

ニュータイヤを履きELITE1のわずか10分の予選が始まると、小さなブランズハッチのコースに約30台も のナスカーマシンが走り出す。 ニュータイヤのフィーリングは想像していた通りで前日のプラクティスからは1秒のタイムアップをするものの、激戦のこのレースではコンマ1秒で順位が大きく変わり結局29台中23番手と言う順位で終えることになった。


決勝: シリーズ第5戦

レース前にコーナリング中のフロントのグリップが失われないようにする事、そしてタイトコーナーの脱出時のリヤのトラクションが失われないように複数のセットを施して臨んだ土曜日のレース1(シリーズ第5戦)。 スタートからマシンのフィーリングは悪くなく、トップ集団とは僅かなタイム差があるものの、前方のグループに着いていけるペースは確保出来ており、レース展開を見ながらジワジワと順位を上げていく戦略を立てながらの走行。

ブランズハッチは随所でバトルがあるもののコース幅が狭い為、やや当て気味でないとパスが出来ない。従ってリスクを考えて無駄なバトルを避け、相手のミスにタイミングを上手く合わせる様な組み立てをしながらの走行となる。三浦のペースも悪くは無く、後続車とはだいぶ差が開いていた為、後ろを気にすることなく1つずつポジションアップを図る。 しかしレース中盤、突然マシンの挙動に異変を感じた。タイトコーナーの立ち上がりでリヤがスライド。トラクションが掛からず、アクセルを思うように踏めなくなり、ラップタイムは一気に1秒近く落ちる。 途中、元F1王者ジャック・ビルヌーブとバトルをするシーンもあったが、こちらのペースが上がらない為に先にいかれてしまう。 このバランスの悪い状況は一向に変わらずチェッカー。順位はスタートよりは上がったものの、19位完走と全体の中段よりやや後ろでのゴールとなった。 まだまだ、マシンの熟成をしていかないとトップ10にすら入る予感が湧いてこない。 


決勝: シリーズ第6戦

前日のトラクション不足の問題をレース後にエンジニア含めディスカッションし方向性を修正した。しかし難しいのが間にELITE2のレースがある。 マシンのフィーリングのフィードバックが正確でないとセットアップの方向性がとても難しくなる。ここが昨年までと大きく異なるところである。 レースはスタートから既にアンダーステアが強く、1コーナー、3コーナーとスピードを乗せるに大事なコーナーで“曲がらない”と言う現象に苦しむ。 前を走る集団には何とか着いていけるものの、バトルをするまでに追い込むことに至らず、逆に後方から迫る車両に狙われる。想像以上にシビアなセットアップが必要なナスカーではこうした状況がとても苦しい。 そしてついにレース後半で2コーナーで他車に当てられた。 元DTM優勝ドライバーであるエレン・ロールが無謀とも言えるターンイン後の真横からのアタックを受け、右側のフロントフェンダーからリヤのフェンダーまで全てカウルが千切れてしまった。 ただしかし幸いにもスピンは避けられ、ポジションをキープ出来たもののカウルがちぎれて落ちるまではサイドミラーが全く見えなくなってしまい、サイドのカウルが全て跳ね上がった状態でのレースとなってしまった。これでレースは集団からもやや離れたが、むしろカウルが無い方がアンダーステアがやや解消された感があり、その後はいつもはトップ10に必ず入るドライバーと最後はバトルをしながらのゴールとなり21位となった。 


三浦健光のコメント:

このシリーズの中でも好きなサーキットであるブランズハッチで結果を出せなかった事は残念です。しかしチームの士気は良くなり、セットアップの方向性や仕事の進め方をこれまで以上に議論したレースウィークとなりましたが、思った結果には繋がりませんでした。 今できる事を1つずつクリアし、次戦のチェコとそれに続くオランダラウンドには更に少しでも上位に上がりたいと思います。チャレンジャークラスも連続で3位。昨年はタイトルを獲得している訳ですから、巻き返しを図りたいです。


NASCAR WHELEN EURO SERIES 2019 Calendar

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