ミック・シューマッハ ハットトリック達成 ! タイトル争いは三点差で終盤戦へ!

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FIA ヨーロピアンF3選手権 Rd.8
プレマ・セオドールレーシング
press release

 

2018年9月8-9日
ドイツ/ニュルブルクリンク

予選1

フリープラクティス(FP)の段階から好調な流れに乗ったプレマセオドールレーシング。
1回目の予選(Q1)では FDA ドライバー #10 ロバート・シュワッツマンが今季二度目のポール。それに遅れる事わずか0.047秒差で連勝の波にのるメルセデスのブランドアンバサダーを務める #4 ミック・シューマッハ。
前戦までの戦いで完全に一皮剥けたミックはシリーズランキングもチャンピオンを狙える位置にまで急浮上。そして何よりも完璧に戦い方をマスターしたミックは、まさに皇帝ミハエルのDNAを持つ、新世代のスピードの貴公子としてその実力を示してきた。

予選のトラフィックにはまってしまい思う様なラップを取れなかった #7 ラルフ・アーロンが五番手。このところやや失速気味の二人のFDA ドライバー、#8 マーカス・アームストロングと #1 周 冠宇はFPからマシンに手を焼き、それぞれ八番手、十一番手と言う、優勝争いをするにはやや苦しいポジションとなった。

レース1

ポールは1コーナーに対してアウト側のロバートとイン側二番手のミックに全ての視線が注がれた。
ブラックアウトで全車スタート。
ロバート・ミック共に素晴らしいスタートを切ったが鋭角的に右へターンするレコードラインをミックは完璧に抑え、結果的にややアウト側をトレースしたロバートはレコードラインから大きく膨らんでしまい、このレース1そのものを決定付けてしまった。
そしてレースの焦点はトップを行くミックとレッドブルJr.の #27 ダニエル・ティクタム(motopark)のポジション…それはチャンピオンシップの争いそのものに注目が集まった。
SCとイエローが交互に出る様な忙しいレースとなったが、ミックはそのまま逃げ切り優勝。ポールからの優勝こそ逃したものの、ルーキードライバーとしては驚異的なパフォーマンスを見せたロバートがこれに続きプレマセオドールの1-2フィニッシュとなった。
ラルフはスタートポジションと変わらぬ5位でフィニッシュ。次いで6位にマーカス、7位には周と予選での不振をやや挽回する結果となった。

予選2

レース1後に行われるQ2。ベストタイムがレース2、セカンドベストがレース3のグリッドを決めるこの予選でミックはあっさりと連続ポールを奪取。
好調なロバートも連続の2nd グリッドを獲得。
マーカスが四/五番手、ラルフが六/七番手、そして明らかに中盤戦での勢いが消えてしまった周が両レースともに九番手となってしまった。

レース2

レース1とは逆の位置に付けたミックとロバート。
最初のレースではこのコースのセカンドポジションの優位性を活かしたミックだが、レース2では相手にそれはさせじとブレーキングの開始ポイントギリギリまでイン側にラインを寄せ、レース1で自分の取った作戦をロバートには取らせないと言う、ミックの勝負師としてのクレバーさが際立つスタートとなった。そのままミックはトップを維持したまま周回を重ねる。
シリーズポイントトップのティクタムに迫るミックと、なんとかそれを引き離したいティクタムのポジション争いに興味は集まる。
ロバートはSCの度にミックの背後に着けるものの、リスタートで引き離され、逆転には及ばずの2位。
終始ティクタムの背後からプレッシャーを掛け続けていたマーカスはレース終盤にやや水をあけられて4位。残念ながら表彰台に届かず。
シリーズ前半のパンチの効いた走りが無くなってしまったかのようなラルフがレース1と同じく5位。周に至ってはポジションをひとつ上げただけの8位に留まった。

レース3

DTMが終わった後の最終レースはレース結果よりもミックのポイントランキングがどうなるか?に興味が注がれた。
レース2終了時点でトップを行くティクタムに6ポイント差だったミックは、レース3でもポールtoウィンを決めてハットトリックを達成!
シリーズトップのティクタムにわずか3点差まで詰め寄り、タイトル争いは次戦のレッドブルリングと最終戦のホッケンハイムへと持ち越された。
このレースでもロバートが2位と気を吐き、全戦表彰台を決め、更にルーキークラスでは圧倒的な強さでチャンピオンに王手を掛けた。
その他、マーカスは5位、ラルフが8位、周が10位とこちらは完走を果たしたののタイトル争いからは決定的な遅れとなり、残りの2ラウンド6レースはミックとティクタム、二人のチャンピオン争いに絞られた結果となった。


#1 周 冠宇のコメント:

予選で2セットのタイヤを使いました。1セット目は良い感触でしたが、2セット目がウォームアップの段階でおかしいと感じ、グリップが全くありませんでした。
プッシュしてもこんな状態ですから、マシンそのものは悪くないのですが手の施しようがありませんでした。
もともとミサノのペナルティがあったのでQ1は捨てて、Q2に集中していました。

レース1で十五番手から入賞圏内に入れたものの、その後のQ2は大変でした。総じて言うのなら、それは”ついてないウィークエンド”その一言です。何とか日曜日には挽回できる事を期待したいんだけど…。

結果から言うと大変なウィークエンドでした。日曜日のレースで何とかポイントを獲得したけれど何かが足りない。次のレッドブルリングで挽回します。

#4 ミック・シューマッハのコメント:

FPの段階でトップタイムでした。その流れでレース1、二番手のタイム。過去3ラウンドで良い結果を出してたので、その良い流れを維持する事に集中しました。

レース1のスタートは良かった。すぐにリードをとれたよ。その後、できる限りタイヤをセーブした。もちろんレースに勝ててとても嬉しいです。この25点が僕をシリーズランキング2位にまで押し上げたからね。自分がポールを獲った次のレース、早く来て!

本当に素晴らしいクルマでした。これ以上、嬉しい事はないです。チームも本当に素晴らしい。最大の力を出し、三連勝を適える事ができた。自分は良いスタートを切ったし、リスタートの時も上手くいき、ロバートともベストな距離をとれた。ここがポイントだった。次のレッドブルリングが楽しみです。

#7 ラルフ・アーロン

プラクティスで少しセットアップを変えてフィーリング的には良い方向に向かっていたと思いますが、2セット目の交換とピットから出るタイミングが悪く、トラフィックにはまってしまいました。そう言う状況だったので五番手スタートも悪くはないとは思います。

レース1は良いスタートを切ってP3まで上がった。けれど自分にはそれを維持するペースがなくP5に下がってしまった。残念でした。その後のQ2も思い通りにいかず、多くのプレッシャーを感じながら戦わなければならなかった。

本当にタフなウィークエンドでした。ブダペストやシルバーストンの時と同じ問題が出て…。でも良かったのはそんな状況でも24ポイントも獲得した。最後までプッシュ続けます。次のレースに向かって改善していきます。

#8 マーカス・アームストロング

ついてない日だな、と思いました。エンジン交換をしてプラクティスに出たのでグリッド降格のペナルティから逃れられない。走行も少ししか出来なかった。その他、1セット目のタイヤは良かったのに、2セット目は全く別のフィーリング。レース1に向かう段階で最大の宿題となってしまった。挽回するにはQ2/3も最大限に戦わなければあとが無いと思った。

十八番手スタートでの6位は悪くなかったと思います。T1で11ポジションも上がったしね。理由は分からなかったけどね。Q2で四番手、セカンドベストは五番手でした。パーフェクトじゃないけどがんばってポイントゲットします。

マシンはは前日よりは良くなった。最終レースで良いスタートしたけど結果的にアウトサイドを走らなければならなかった。逆に良くないスタートをした方が良い結果を出せたかも?
全体的に理想的なウィークエンドではなかった。 でも進まないといけないし、まだ残りのレースは6戦もあるからね。

#10 ロバート・シュワッツマン

ノリスリング以来のポールでした。このQ1はスタートからプッシュし続け、最後に良いタイムを叩き出せました。レースに集中して良い状況を続けられると思っていました。

自分はスタートとSC後の再開でミスをした。スタートではミックに抜かれて距離を取られ、レース再開の時は自分がいたセカンドポジションを守るのに必死だった。クルマはレースペースが良かったので、ミックとの距離が近くなったけどそれ以上の事はできなかった。でも2位の結果は悪くなかった。もっとスタートの練習をしなければならないです。レース2/3を楽しみにしてます。

僕のウィークエンドは思った以上に良かった。チームは僕たちに速いクルマを用意する為に時間を掛けている。ミックと比べ、僕はまだ足りない部分がある。逆にそこが理解できている彼は勝てた。僕はレース2でデグラデーションでティクタムに追いつかれて大変だった。レース3では #39 アレックス・パロウ(ハイテックGP)と距離を取る事に必死だった。けれどそのどちらも乗り切ったので嬉しいです。


2018 F3 Rd.6-05