優勝目前からのリタイア、そして捥ぎ取ったポイント ニック・デ・ブリース 必死のリカバーでポイントゲット。 ショーン・ゲエラエルはフィーチャーレースで2位表彰台

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プルタミナ・プレマ・セオドールレーシング
press release FIA Formula2 2018 Rd.4

2018年5月23-26日
モナコ/モンテカルロ市街地コース

予選(木曜日):

予選は狭い公道コースを考慮して2グループ。昨年このレースで勝っている#4 ニック・デ・ブリースは得意のモナコでグループトップのタイムをマーク。しかしもう一つのグループのトップタイムが僅か0.01秒速く、ポールを逃し総合で2番手に甘んじる事となった。
一方の#3 ショーン・ゲラエルはGr.8番手のタイムだが、他のドライバーに様々な変動がありスターティンググリッドは12番手からとなった。

フィーチャーレース(金曜日):

いつもより1日早いスケジュールで運営されるモナコGP。
ショーンは12番グリッドから絶妙なスタートをを決め、すぐに7番手へと進出。早めのピットストップと言う戦略を立ててこれが当たり更に順位を上げた。
オーバーテイクが難しいこのモナコのコースで多くのオーバーテイクを決め、あっという間にポジションを上げた。何度もSCが入る荒れた展開を尻目に最終的には2位まで上がりそのままフィニッシュ。表彰台を見事に決めた。

一方のニックは2番手と言う好ポジションからのスタートで最初から”優勝”の二文字が見えかかっている状態。スタート良く2番手をキープしたままトップの#5 アレックス・アーボン(DAMS)を追走。オーバーテイクは時間の問題と思われた時にSCがコースイン。 すぐにピットインの指示が出て、まさにそれは何もかもが勝利への絶妙なタイミングと誰もが思ったその瞬間…

セーフティーカーの二台後ろを走っていたニックはピットロードにステアを切る。アーボンはそのままSCに着いていく動きをしたと思いきや突然ステアをピットロードに向けて切った。ピットロード進入口をやや過ぎた位置からの切り込みだった為、アーボンはニックに被さる様に動き、ニックのフロントタイヤにヒット。ニックはそのままピットに向かったが、アーボンはその場でスピン→ストップ。後にアーボンには次のレースで5グリッド降格と言う重いペナルティが科せられた。
タイヤを変えたニックだが左フロントにダメージを受けてリタイヤ。目の前に勝利が見えていながら、その両手から”優勝”のふた文字は一気にこぼれ落ちた。

スプリントレース(土曜日):

前日のレース結果からニックは15番手と言うテールエンドグループからのスタート。一方、前日2位のショーンはリバースグリッドで7番手となった。

しかしニックへの不運はさらに続き、レッドシグナル消灯と同時になんとエンジンストール。ニックはメカニックの手を借りてエンジンを再始動。最後尾へとドロップしてしまった。しかし諦めないニックはファステストを連発しながら追走。前日にも増して荒れたレースとなりSCが出たり入ったりの状況を冷静に見据えてトップ10目前まで浮上。最後は目の前のクルマが勝手にコースオフし一気にポジションを上げ9位でポイントを掴み取った。

一方、前日までとは打って変わり最悪な結果になってしまったのがショーン・ゲラエル。
快調に走っていたがプールサイドシケインの縁石にマシンのボトムをヒット。大きくジャンプしたマシンは減速する事なくバリアに直撃。その衝撃で暫くコックピットから出られない状況だったが、その後メディカルチェックを受けて身体に別状が無い事が確認された事が唯一の救いとなった。


#3 ショーン・ゲラエルのコメント:

予選は第2セクターでトラフィックにハマってしまい、残念な結果になってしまった。
しかしフィーチャーレースではあの位置からの2位。自分でもちょっと信じられない結果だった。ペースは良くいつでも前へ出られるスピードもあった。
#1 アーテム・マケロブ(ロシアンタイム)のペースが凄く、ちょっと大変でしたが2位を獲れた事は本当に良かった。みんなは良く『モナコではオーバーテイクできない』と言うけれど、自分は12番手からここまで上がれたし沢山のオーバーテイクをしたので満足しています。

(スプリントレースが終わり) 僕は大丈夫です。また僕は前の方に戻ってこれます。この段階で明確な原因は掴めていないがスナップオーバーを出してしまい、それにはすぐに気が付いたのだけど修正する間がなく、ブレーキングの時間も無く縁石でジャンプしてしまいガンッ!と言う強い衝撃を受けてしまった。みんなの仕事を増やしてしまい申し訳なかったです。
僕らは前の日の良いリザルトの波をこのアクシデントで乱すことが無いよう、次のレースには良い波に乗って戻ってきます。

#4 ニック・デ・ブリーズのコメント:

ポールが獲れずに悔しいです。かなり混乱したセッションでした。ペースが良くなく、一回目のアタック時はトラフィックにハマってしまい、自分のミステイクも重なりロストをかなりしてしまった。フロントローからのスタートなのでまだ勝てるチャンスはあるはずですが、今日はかなりガッカリしました。
あの二回目のSCが出るまでは全てが上手くいっていました。良いスタートも切れて、トップとの差も僅差、ペースも良い。そこでタイヤを換えようと言う段階になりピットイン。この段階でアーボンはそのままSCに着いていく動きがあったのに、ギリギリの場所で急に『やっぱピット入ろう』みたいな動きをされてヒットしてしまった。これで僕のこの日は終わってしまった。

(スプリントレースを終えて)まぁ僕らの2018年モナコはこう言うストーリーになってしまった。スタートでストールしたのは僕のミスです。言い訳はしません。だけどその後、ペースが良く前のクルマとの間隔をワザと空けてファステストを出したりした。しかしほとんどの時間は誰かの後ろに着いているような状態でしたね。最後は9位に入りましたが。
クラッシュもせず、ペナルティも受けずに次のレースを迎えることができました。ただ僕らのマシンには本当にスピードがありました。

テディ・イップ・ジュニアのコメント:

ニックはなんのミスも、或いは他のドライバーに悪い影響を与える様な事をしなかったのに、優勝をふいにしてしまった事に大きな失望を感じました。これは残念な出来事です。
一方のショーンは良い結果を出して表彰台にようやく乗れました。彼は今までのレースで彼の可能性の片鱗を見せてくれていたので、今日はそれが目に見えるカタチとなって現れて良かったと思います。
この歴史あるモナコのレースで12番手からここまでこれたドライブは本当に見た事が無い。これは私たち皆がこれからも誇れる事実として残っていくと思います。


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