Press Release  プレマ/セオドール フェラーリジュニアドライバーのルクレール F2 デビュー戦でポール&優勝を飾る

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2017年4月14-16日
バーレーン インターナショナルサーキット

 FDA(フェラーリ ドライバーズ アカデミー)ドライバー シャルル・ルクレール #1、アントニオ・フォーコ #2 の二人はF2デビュー戦のバーレーンGP、金曜日の予選で1-2番手のタイムをマーク。土曜日のフィーチャーレースではタイヤの問題で順位を落としポディウムに登るに止まるも、日曜日のスプリントレースではタイヤ交換後、残り8周で13台を抜いて優勝を飾る快挙を成し遂げた。

予選で1-2番手のタイムを叩き出したプレマ/セオドールの二人のFDAドライバー ルクレールとフォーコだが、走行中に他車の進路を妨害したとしてフォーコに3グリッド降格のペナルティーが科せられる。この為スターティンググリッドはルクレールがポール、フォーコが5番グリッドからのスタートとなった。


 

フィーチャーレース 32 Lap

今年からFIA Formula 2 (F2)へと改名された旧GP2シリーズ。
灼熱の砂漠と丘陵地帯にあるバーレーンインターナショナルサーキットで2017年 F2シリーズの戦いが幕を開けた。
スタートはポールのルクレールが抜群のダッシュを見せてトップをキープ。一方の2番手 ニック・デ・ブリース(ラパックス)はスタートを失敗。その間を抜い3番手ノーマン・ナト(アーデン)が好スタートを決め2番手に上がりルクレールに喰い付いた。
3周目の1コーナーでナトはルクレールをパスするが、ルクレールもすぐに抜き返しバトルをしながらの走行。しかしこれが予想以上にタイヤを酷使してしまい想定した戦略から徐々に外れていってしまう。このバトルの間に伏兵のマケロブ(ロシアンタイム)が接近。
15周を終わった時点でルクレールはタイヤ交換の為ピットへ。それほど順位を落とさなかったもののまたもナトとバトルをするポジションに戻ってしまう。交換したタイヤのデグラデーションが酷くなり、ナトから遅れ始め更に背後から来たマケロブにもあっさりとパスをされてしまう。マケロブはそのまま前を行くナトもパスして優勝。
結局、ルクレールは3位でフィニッシュ。一方のフォーコも一時はトップグループに浮上したものの最終的に9位フィニッシュ。
二人のルーキードライバーで臨み、ポールを奪う速さを見せたが一人が漸く表彰台という結果に少々落胆し、チームは全てのファクターを検証する事になった。


 

スプリントレース 23 Lap

土曜日のフィーチャーレースの結果をもとに1-8位はリバースグリッドの為、3位のルクレールは6番手。9位で終えたフォーコはそのままのポジションでグリッドへ。
ポールは松下(ART)だったがマシントラブルでピットスタートとなり、実際には一つ繰り上がった順位からスタートとなる。
スタートを決めてすぐにルクレールが3位に浮上。さらに順位をあげて9周目にギオット(ロシアンタイム)を交わしトップへ。そのまま2位以下を引き離しトップを走行。その時ちょうどTVがルクレールの無線を捕らえた。

「プランBで行く」

14周目の終了時点、ルクレールは2位のギオットに約9.5秒のリードをつけたところでタイヤ交換の為にピットに滑り込み素速い作業でコースに復帰したものの、残り8周の時点で14位に転落していた。しかし1周につき2-3台ずつ交わし17周目には9番手に浮上。
一方のフォーコもトップグループに追いつき、ローランド(DAMS)-ギオット-キング(MP)等とバトルを展開し2-3位の間を順位を入れ替えながら周回を重ねる。しかしこの頃からタイヤのデグラデーションに悩まされ始め、後ろから来たラテフィ(DAMS)に交わされて以降、ズルズルと順位を落としていく。
一方のルクレールは残り4周となった19周目に7位、20周目には順位を落としていたチームメイトのフォーコを交わし5位に浮上。ここから前はタイヤ無交換のローランドを先頭とするトップ集団だ。
わずか5周で10台を抜いてきたこのモナコのドライバーは更にプッシュしトップ集団に照準を当てた。20周目の終わりでラテフィのスリップに入り21周目の1コーナーでオーバーテイクし4位。前はキングだがその差は無く、ラテフィとキングの間の隙間にマシンを押し込むようなオーバーテイクを見せ次のコーナーでキングを抜きこれで3位。
ラスト2周で3位に上がったルクレールはさらに猛プッシュで先頭の2台を追いかける。この段階でトップのローランドからは2.6秒の差があったがローランド自身、ギオットからの猛追を受け22周目の1コーナーでトップを奪われるものの、コーナー毎に並ぶ様な激しいバトルを見せる。
残り僅か1周半となったバックストレートで遂にルクレールは先頭を行く2台に追いつき最終ラップへ突入。
メインストレートのDRS区間で2位のローランドをオーバーテイク。これで2位に浮上したルクレールは再度、優勝を狙うポジションにまで順位を回復させた。
そしてコースを半周する間にトップを行くギオットをオーバーテイクし遂にトップを奪回。そのままゴールに飛び込み優勝!
僅か8周の間に13台を抜いての優勝。それも最後の1周で2台をまとめて抜くという昨年のアントニオ・ジョビナッツィのバクーでの勝利を上回るかの様な誰もが驚く快挙だった。


 

ドライバーのコメント

シャルル・ルクレール #1

とにかく勝って嬉しい。本当に素晴らしいレースであり、そして素晴らしい戦略でした。
この戦略はスタートした時から始まっていて、最初からプッシュしてドンドン順位を上げて後続とのギャップを開く事に必死でした。クルマの状態はパーフェクトで、タイヤもハードに使う事ができました。
ラスト8周でピットストップしましたが、コースに戻った時は相当焦りました。この作戦は失敗だった。トップなんて見えない、と思いましたが結局、他の誰よりもタイヤがフレッシュだったのですね。猛プッシュして前にいる全てのクルマを抜き去る事ができました。

アントニオ・フォーコ #2

レースは良く無かった。9番手からスタートし3-4周して他のドライバーとバトルをしながら徐々に2位まで上がりました。僕たちには二つのオプションがあり、ピットに入りルクレールと同じ戦略も取れたのだけど、ちょっと問題があってそのまま走行を続けました。
ところがデグラデーションが限界まで来てしまいフィニッシュ出来るかどうかと言う状況にまでなってしまいました。この週末に起こった事を全てを持ち帰って分析し、次は必ずポディウムに戻って来ます。

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