Press Release イタリアン F4開幕戦 プレマセオドールレーシング ポディウムとポイントを獲得
2017年4月1-2日
イタリア/ミサノ ワールド サーキット
イタリアのミサノで開幕したFIA-F4イタリア選手権の2017年シーズン。
プレマ/セオドールの未来のスタードライバーのラインナップは、そのウイークエンドに開催された3つのレースで2回のポディウムフィニッシュと2回のルーキークラス優勝を決めました。
昨年からの残留組でチームのエース格であるエストニアのドライバー ユーリ ヴィプス。レース1で高い戦闘力を見せつけ、終始、先頭から一つのグループで走り続けて3位でフィニッシュ。続くレース2では4位で完走。
レース3では四番グリッドから絶妙なスタートを決め1コーナーまでに2番手。1-2コーナーまでの間にトップに浮上するも真横からぶつけられてリタイアとなってしまいましたが、昨シーズンの後半から見せたスピードは健在である事を力強く印象付けました。
FDA(フェラーリ ドライバーズ アカデミー)のマーカス アームストロングはこのレースでイタリアF4のデビューを飾った。ニュージーランド出身のこのヤングドライバーはルノー2.0や英国F3オータムカップ、ニュージーランドのトヨタシリーズ等で経験を積んできており、FIA-F4のデビュー戦ながら力強いパフォーマンスを見せました。
レース1は序盤から4位を走行し、最終的には5位でフィニッシュ。レース2では3位でゴールし早くもポディウムを獲得。レース3ではトップに喰らい付いてレース終盤まで3位を走行し連続表彰台かと思わせた。
しかし残念ながらレース終盤に他車にホイールを当てられ、最後の数周でクラッシュしリタイヤとなったがその素晴らしいパフォーマンスは印象的で、彼のF4デビュー戦に彩りを添えました。
もう一人のFDAドライバー ルーキーのエンゾォ フィッティパルディ。
彼は昨年、ジネッタジュニアで四輪レースデビューをしているが、本格的な参戦は事実上、今回が初めて。
その名前でピンと来ると思うが1972年にロータス、1974年にはマクラーレンで世界チャンピオンを獲得し、1989年のインディ500を制覇した伝説のドライバー エマーソン フィッティパルディの孫である。
このゴールデンルーキーはレース1を11位、レース2を8位で完走しそれぞれルーキークラスの優勝を飾った。レース3は総合5位でフィニッシュし、こちらも関係者の耳目を集めました。
昨年からユーリと共に引き続きチームに残留したアメリカンドライバーのファン マニュエル コレア。昨年、同シリーズでも何度か優勝し、今シーズン、タイトルにかける思いは誰よりも強いはずだが、若干空回りしてしまった印象が否めない開幕戦となってしまいました。
レース1は8番手を走行中、前後合わせて4台でグループを形成していたがレース終盤に両サイドから挟まれてしまい大クラッシュ。グラベルゾーンを数回、回転してしまうほどのクラッシュだった。
メカニックの懸命な修復でなんとかマシンをリペアし、レース2は10位で完走。レース3は10番手、ポイント圏内を走っていたがフロントウイングを破損。ピットインしてウイングを交換し20位と言う結果だった。
ドライバーのコメント:
ユーリ ヴィプス #44
全体的にはきついレースウイークエンドでした。レース1-2ではまあまあの結果を出せました。レース3で起こった事は残念だけどモータースポーツでは有り勝ちな事だし気持ちを切り替えます。次のADAC ジャーマンチャンピオンシップのレースにこの悔しい気持ちをぶつけます。
マーカス アームストロング #9
想定外のスタートでした。自分の描いていた通りにはならなかった。
だけどポディウムに一回立てて嬉しいです。最終レースはアクシデントがあってあまりハッピーでは無いけど、今シーズンの残りのレースの為に良い流れを作りたいと思います。
エンゾォ フィッティパルディ #74
このレースウィークエンドは良かった。予選も悪くなかった(R1/P4,R2/P6,R3/P6)。
3つのレースともポジティブだったけど、スタートは全然ダメだった。けれどレース1は11位、レース2が8位でいずれもルーキークラスの優勝。最後のレース3はオーバーオールで5位って本当に良かった。次のアドリア戦を期待しています。
ファン マニュエル コレア #68
2回のフリープラクティスは良かったのだけど、予選で調子を崩してしまい流れを逃してしまった。レースペースは想定外で大きく外してしまった。とても残念。だけど全体的には良い経験と練習になりました。次のADACシリーズで結果を出します。