プレマとセオドールは初めてのGP2をポール&ボディウムフィニッシュで飾る

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2016年5月14日

 セオドールレーシング/プレマのGP2パートナーシップはレッドブルジュニアのピエール・ギャスレイ(Car No.21/Red Bull)が予選でポールを獲得しチームの緒戦を飾った。一方のGP2ルーキーであるアントニオ・ジォビナッツィ(Car No.20/KFC)は土曜日のレースでは10番手からのスタートだった。

ギャスレイは最初のスタートを決めリードを保ちトップをキープした。しかし二回のセーフティーカーが入った段階でリードは帳消しになり、リスタート以降を失敗し終盤に順位を落とし最後は3位でフィニッシュ。

一方のジォビナッツィはスタートを失敗。大きく出遅れ15番手までドロップしたがその後リカバーし、前車を次々にオーバーテイクして9番手まで復帰。しかしレース終盤に前を行くマチェロ(ロシアンタイム)をプッシュしてしまい20秒のペナルティを受けて18番手となってしまった。

今回のこの印象的なレースデビューによってチームはチャンピオンシップの3位のポジションを獲得した。

ドライバーのコメント

ピエール・ギャスレイ(Car No.21/Red Bull)

チームのデビュー戦でボディウムに乗った事はとても良い事だと思っている。だけどセーフティーカーが何度も出てきたので、簡単な展開にはならなかった。最初は良いスタートが出来てかなりのリードを築けた。今回のペースをキープできたのはプライムタイヤが結構良くてある程度、後ろにいたナト(レーシングエンジニアリング)をリード出来た。けれどナトはDRS区間に入ると激しいアタックをしてきたよ。
二回目のセーフティーカーが出た時に僕は早めのピットインをしてリードを失ってしまった。ナトも同時に入ってきたからね。しかしチームはピットストップで素晴らしいワーキングを見せてくれてポジションをキープしたままコースに戻れて残り11周をオプションタイヤで走った。
しかしこのオプションタイヤが大外れでリードをアッと言う間に失ってしまったんだ。
これでナトとラテフィ(DAMS)の猛追を受けてリードを保つ事ができずポジションを渡してしまった。
全体的に見るとチームのデビュー戦でポールも取れたしボディウムにも乗れたので良かったと思っている。レース全体の2/3をリードできたしね。しかしオプションタイヤになった時の悪化したドライブフィールをもっと考えなければならない。これは今後の課題です。日曜日は新たにポイントを稼ぐチャンスになるので頑張ります。

アントニオ・ジォビナッツィ(Car No.20/KFC)

スタートは完全に失敗し10番グリッドから19位にまで落ちてしまった。それは自分の経験不足だと思う。
オプションタイヤが良くなくて幸いセーフティーカーが出てきてくれたのでそれに救われた。タイヤ交換でプライムタイヤに変えたんだけど今度はそれが良くて良いペースで走れた。
最後は結果的にマチェロをプッシュしてしまい申し訳無かったけど、自分のペースは悪くなかった。慣れが必要ではあるけれど、もう少し内容を良い方向に纏められると思う。