ALMS最終戦 リポート

Asian Le Mans Series 2015-2016(以下、ALMS)の最終戦はシリーズ第三戦のタイ・ブリラムから二週間後の1月22-24日にマレーシア セパンF1サーキットで開催されました。

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タイ・ブリラム戦に於いてはクラスポールを獲得し、決勝はリタイヤしたものの新しい体制となってからはまずまずの滑り出しを見せました。しかしこのリタイヤ原因であるエンジントラブルがそうとう深刻な為、最終戦への見通しは当初から暗いものでした。
一刻も早く修理をしたいチームは主催者の委託先であるロジスティック担当会社に何度となく連絡を入れたものの、最終的な答えは『レースウィークの水曜日に通関する』と言うでした。この段階でエンジンのリペアは不可能な状態になった事を意味し、あとは別の方法でエンジンを積み替えるか或いは欠場と言う判断もあったと考えています。

しかしチームからは木曜日までに来る様に言われ、実際に21日木曜日にセパン入りしました。そこで目にしたのはリペア中のマシン、ウルフGB8でしたが搭載作業中のエンジンに対しては厳しくクレームを付けました。そのエンジンはどう考えても通常のレーシングスピードで走るものではなく、尚且つ3時間レースに耐えきれるとは到底思えない仕様であり、さらに言うともし完走したとしてもライバルチームや車検でクレームが付けばそこですべてが終わるものでした。

そこで我々はその考えに至る根拠をチームに説明しましたが受け入れられず、金曜日のフリー走行へと続きました。そして金曜日。前回、あまり走れなかったマレーシア人のZENがテストドライブ。11Lapを走ったところでマネジメントドライバーの佐野に代わり5Lap。タイムはテスト時にマークした13秒台を軽々と破る12秒7が出ましたが、とても長距離をドライブできる状況にありませんでした。

そしてフリープラクティス2でコースインと同時にエンジンブロー。ブロックに大穴が開くほど酷いブローで、ドライバーに怪我が無かったのだけが幸いでした。チームはさらに別のエンジンに積み替えると伝えてきましたが、こちらはNoの回答を出しやがてチームもそれに従いレースへの参加を取りやめました。これは最悪の展開であり、誰も願っていない展開です。
問題はチームに対して技術的な提案や問題提起をしても全く受け入られなかった事が全ての問題の根源です。今後、初夏から始まるALMS sprint cupや次のシーズンのALMSへの取り組み方を根本的に見直さなければなりません。
すでに移籍を含め、次のステップに着手する事でアトランティックレーシングチームとの関係は今回をもって終わりとする事にしました。

次のステップが明確になった段階で追って発表いたします。

Photo ALMS