第54回 静岡ホビーショーへ行ってきました
今回、セオドールレーシングは世界的なミニチュアカーメーカーであるMINIMAX社/SPARKと日本のガレージキットメーカーとして根強いファンを持つ有限会社ジル/STUDIO 27との間にライセンス契約を締結し、両社共にシリーズ化して頂けるとの事でさっそく会場である静岡ツインメッセへ行ってきました。
まずはSPARKから。
おなじみの赤いロゴのSPARK。
フランス人の社長、ヒューゴ率いるメーカーで我々の住むマカオのとなり、中国は広東省中山市にファクトリーがあります。
センスの良いファクトリーから生み出されるモデルはまずは旧F1コレクション。
サーティースTS19/DFV【Dr.アラン・ジョーンズ】とエンサインN177/DFV【Dr.パトリック・タンベイ】。
このどちららも富士スピードウェイを走ったモデルで、サーティースは1976年、雨の富士スピードウェイ、映画 ラッシュ/プライドと友情の舞台ともなった伝説のレース F1 in Japanに出走したモデルです。
このレースでアラン・ジョーンズ選手は予選20番手、決勝は4位と言う好成績を記録しております。
後に世界チャンピオンとなるアラン・ジョーンズの実力の片鱗を見せたレースと言えるでしょう。このレースにはチーム・サーティースとしてエントリー。
セオドールレーシングは単純にスポンサーとして参加しました。
翌1977年、晴れて日本GPとなった同レースでセオドールレーシングとして正式なエントリーを果たしました。
この時がセオドールレーシングとして正式に日本のレースにエントリーした最初のレースとなっております。
じゃあ次は???
これは色々と準備(画策???)しておりますのでしばしお待ちください。
ドライバーはこの年にF1デビューを果たしたパトリック・タンベイ。
チームはエンサインのマシン、N177を購入し参加しました。
予選は16番手。
決勝は16周目のヘアピン立ち上がりでマシンを止めてリタイヤ。
エンジントラブルとされていますが、このマシンのメンテナンスに携わった元エンサイン所属の中矢龍二氏に言わせると『あのクルマはオイルのタンクの形状に問題があってそれが原因でエンジントラブルがたびたび起こっていた』との事。
リタイヤも記録で『エンジントラブル』とされていますから、恐らく同じ原因と思われます。
さて、その様な日本とも縁の深いセオドールレーシングのSPARKコレクション。
今回はそのサーティースTS19とエンサインN177が出展されていました。
これからも多様なモデルを出す予定であるとの事で、どうぞ楽しみにお待ちください。
では次回はSTUDIO27のリポートをお届けします。