陣川雄大選手(PlanZ withG.W.R)、再びポールポジションを獲得。 最終ラップの大逆転で、見事に今季3勝目を飾る!

PRESS RELEASE

インド、チェンナイのマドラス・モーター・レーシング・トラック(MMRT)に於いて8月23~25日に開催された【MRF F1600選手権シリーズ第6~7戦】で、日本から参戦した陣川雄大選手(22歳)が素晴らしい走りを見せて今季3度目の優勝を飾りました。

今回のチェンナイ戦はレースウィークに当初予定の3レースから2レースへと変更がなされました。日本からレギュラー参戦の陣川雄大選手(Plan Zレーシング with G.W.R)と廣田築選手(WFP with G.W.R.)に続き、昨年の筑波S-FJ、そして今季はフィリピンWFP 4戦連続ポールtoウィンの吉田照巳選手(XaCar with G.W.R.)が初参戦となりました。

すでに2回の優勝を含み、すべてのレースで4位以内入賞を果たしている陣川雄大選手は、まだ克服できていない課題に取り組みより完璧なドライビングを求めての走行です。
一方、初参戦で優勝を飾った廣田築選手はその後伸び悩んでおり、スピードへの取り組み方に問題があると判断し、最速タイムを追求するのではなくトータルアベレージタイムをあげる方向へとトレーニングプログラムを切り替えました。
また、初参戦の吉田照巳選手はドライビングポジションの設定に大いに悩み、シート作りに多くの時間を費やしてしまいそれが練習走行時間にも悪影響を与えてしまいました。

予選ではタイヤのライフを考慮して、陣川選手は1ラップのみのアタックでタイムを出すことを目標にしました。廣田選手も4~5周目にベストタイムをマーク。吉田選手はコース習熟の意味も含めて最後まで走りきり廣田選手が9番手、そして初参戦の吉田選手が10番手のタイムをマークしました。一方の陣川選手はコンディションが良くなる最後の最後までコースインを遅らせ、見事な一発アタックを決めて2番手のラディ選手に0秒58差でポールポジションを獲得。決勝レースに向けてタイヤ温存にも成功しました。

 

 

しかし迎えた第6戦の決勝直前に陣川選手のマシンに電気系のトラブルが発生しピットで懸命のリペア。一番最後にコースインしたもののフォーメーションラップを終えてグリッドに着いた瞬間にエンジン・ストール。なんとか再始動させた時にはレッドライトが点灯を開始しておりスタートで出遅れてレディ選手の先行を許してしまいました。レディ選手、陣川選手、アシュウィン選手の順にオープニングラップを通過したところ後続で1台がコースアウト。その排除作業のために4周に渡って黄旗が提示され、3周目にはセーフティーカーが導入されました。その際に吉田選手が黄旗追い越しをしてしまいました。
再スタートが切られレースはレディ選手と陣川選手の一騎討ちとなり、2台が一丸となっての激しい攻防が続きました。そして最終ラップの裏ストレート後のコーナーで両者のラインがクロスし陣川選手がレディ選手をオーバーテイク。見事な逆転優勝を果たしました。安定したペースで走った廣田選手は6位入賞。吉田選手はゴール後、黄旗追い越しによる警告を言い渡されました。

第7戦は第6戦の上位4番手までがリバースグリッド。陣川選手は4番手スタートです。その陣川選手がベストスタートを見せて1コーナーで2番手に浮上。その直後にレディ選手がコースアウトしセーフティカーが導入されました。黄旗をみてスローダウンしたトップのアシュウィン選手と陣川選手のわきを後続のアナンド選手とラオ選手が黄旗に気がつかなかったのか、一気にすり抜けて行きました。その後方からさらに高いスピードで彼らをオーバーテイクしようとした廣田選手がいました。アナンド選手とラオ選手がコントロールラインでのSCボードを確認してスローダウンした直後、ラオ選手に激突した廣田選手のマシンが宙に舞って大クラッシュ。あり得ない状況にレースは赤旗中断。この混乱のさなかに吉田選手がまたしても黄旗追い越しをしてしまっていました。陣川選手のマシンも、この混乱に巻き込まれてリヤサスペンションにダメージを抱え、再スタート後にリタイアを喫しました。
再スタートしたレースでは吉田選手が完走したものの、レース後に1万ルピーの罰金。また廣田選手の危険行為に対しては2万ルピーの罰金とレース除外の厳しいペナルティを言い渡されました。

●Gold Wolf Racing代表 Shiu Heng I Kaori氏のコメント

「せっかくインドASNであるFMSCIが自らの国内選手権に日本やタイなどの友好国からの参加を許可してくれたにもかかわらず、多くのドライバーや関係者に不快な思いや危険な状況を招いてしまったことを深くお詫び申し上げます。SC中のオーバーテイクなど、言語道断で弁解の余地はありません。到底許されることではなく罰金で済んだ今回はむしろ寛大な処置であったと思っております。
私たちのチームは(1).安価な価格で本格的なレースができること(2).イベントごとに3セット以上の新品タイヤでの経験が詰めること(3).日本の国内戦やカートで活躍した選手がフォーミュラ・ルノー格式のマシンに乗る前に体験する本格的なフォーミュラへの入門としてこのシリーズの参戦を考えております。このテーマの下でより高度な技術を習得するために門戸を開いていますが今回のように陣川選手の優勝が霞んでしまうような出来事に大きな失望を感じています。ぜひこのレースに参加する前にフラッグ等、基本的な事は学んできて欲しいと思います。そして今後、今回の出来事を忘れることなく二度と同じ過ちを繰り返さないように約束し前に進む以外に道はありません。本当にインドASNはじめ、関係する皆さんには申し訳ないことをしてしまったと思い、ここに謝意を表します」

●MRF F1600シリーズ今後の開催スケジュール
2013年9月14~15日/Buddh International Circuit