マスターズF3に挑戦する関口雄飛、 果敢に攻め続け、18位フィニッシュ
PRESS RELEASE
2013年7月7日
2013年度SUPER GT(GT500クラス)で本山哲選手と組み、カーナンバー1のREITO MOLA GT-Rを走らせる関口雄飛が、オランダで開催される「RTL GP マスターズ・オブF3」に挑戦しました。7月5日の最初のフリー走行では21番手、そして7月6日の予選では19番手、そして7日に開催された決勝レースでは、スタートでポジションを落とすものの、果敢に攻め続け、最終的に18位でフィニッシュしました。
若者の夢を応援する株式会社Plan Z(本社・東京都江戸川区 代表取締役 門谷聡)は、この関口雄飛の果敢な挑戦を応援し、同業で親睦の深いニトロ株式会社(本社・東京都世田谷区 代表取締役 山下修司)と共に関口雄飛の挑戦をサポートしております。
マスターズF3は、1991年に始まり、その優勝者の多くがのちにF1ドライバーとなっております。関口雄飛にとって、久しぶりのF3であり、初めてのコースというハンディはありますが、あえてその困難に挑戦するファイティングスピリットをPlan ZとNITROは高く評価し今回のサポートに至りました。
7月7日に開催されたマスターズF3に19番手スタートから挑んだ関口雄飛は、持ち前のテクニックで見事なスタートを決めました。しかしなりふり構わぬライバルたちとの接触を避けるため、逆に順位を下げる結果となってしまい、オープニングラップは22番手で戻ってきました。
レースをリードしたのは予選首位からスタートした関口雄飛のチームメイト、フェリックス・ローゼンクビスト(スウェーデン)で、スタート直後のタイヤがまだ冷えた状況でのオープニングラップで後続に一気に2秒の差をつけて、逃げきり体制を固めました。
関口雄飛は、序盤の混乱がおさまったあと、前をいくマシンを果敢に攻め続けました。しかしこのサーキットのコースレイアウトでは、なかなか前車をパスすることが難しく、25周を走りきり、18位でチェッカーを受けることになりました。
レースは、チームメイトのフェリックスが完璧な走りを見せつけて優勝。マスターズF3では2011年に続き、自身にとっての2度目の優勝を飾ることとなりました。ミュッケ・モータースポーツにとっては嬉しい勝利ではありましたが、関口雄飛にとっては悔しさの残るレースとなりました。この悔しさをバネに、マカオF3世界一決定戦での飛躍を誓いました。
■関口雄飛の決勝後のコメント
「決勝ではスタートからひとつ順位をあげて、結果的に18位でゴールでした。スタートそのものはうまくいったのですが、他車との接触を避けるために22番手まで順位を落としてしまいました。そのあとペースは確実に良くなり、マシンの特性も理解できたと思います。
コースの特性上、なかなかオーバーテイクができない状況だったうえに、ペースの遅いマシンに引っかかってしまい、正直、自分自身のベストを出し切れませんでした。
前回マカオで走った時のチームメイトのフェリックスが、今回もチームメイトでしたが、彼が予選でも決勝でも1位。素晴らしいレースをしたチームメイトを祝福すると同時に、自分のほうが前回のマカオではフェリックスより速かったことを考えると、2年のブランクは想像以上に大きなものでしたし、本当に悔しい結果です。
今回のレース全般を振り返ってみると、短い時間の中でマシンとコースには慣れたものの、予想以上に悔しい結果に終わりました。ただし、見た目の結果よりも内容の濃いレースだったと思います。
今回の参戦を応援、支援してくださった多くの皆さま、そして突然のお願いにも関わらず快く支援してくださった株式会社Plan Zの門谷社長、ニトロ株式会社の山下社長、本当にありがとうございました。この悔しさを胸に、マカオでのF3世界一決定戦では必ずや皆様の期待に沿うような活躍をしてみせますので、これからも応援宜しくお願いします」
■ 株式会社Plan Z 代表取締役 門谷聡のコメント
「今回の挑戦は、関口雄飛選手にとって大きな夢への再スタートのはず。彼自身にも、相当な自信があっての挑戦だったと思いますが、その第一歩で、ヨーロッパの洗礼を受けたことは、レーシングドライバー関口雄飛にとって、大きなプラスになったことと思います。夢に向かって挑戦することは、悔しさや憤りを胸に秘め、走り続けることでしか叶いません。挑戦者の気持ちを忘れず、次のマカオF3世界一決定戦に臨んで欲しいと思います」
■ ニトロ株式会社 代表取締役 山下修司のコメント
「まずはこの挑戦を決意した関口雄飛選手に対して、夢にチャレンジする姿勢に対して、そして彼をサポートしてくださったチームの皆さんに対して、ありがとうの言葉を伝えたいと思います。夢への挑戦の過程の中で、今回レースは結果以上のものを関口雄飛選手にもたらしたと思います。それは挑戦したものだけがわかる世界です。次のマカオF3世界一決定戦を楽しみに、しばらくはスーパーGTでの活躍を応援しています」